マンション経営者の悩みどころの1つ修繕費用を加入中の火災保険で費用をまかなった事例を紹介します。マンション経営で修繕費用で予定外の出費を抑え、安定経営のヒントを紹介。
エレベーター故障事例
今回は、共有部分にある高額機械
エレベーター機械トラブルによる請求です。


写真の通り、ボタンの破損です。3階・上へ行く↑ボタンの破損。
エレベーター内には監視カメラもあるが、犯人捜しは行わず、誰が壊したかは不明の案件
大きな事故ではないが、共有部分の損害は早急に修繕を行わないといけないし、住人の生活に支障をきたす事になるし、マンションオーナー、住人の皆さんにストレスを与える事となる。
請求できる保険種類
この修理で請求した保険は火災保険
注意が必要なのだが、オールリスクと言われる
破損・汚損事故特約
加入しているかはお手元の証券を確認いただきたい。加入されていないマンションオーナーは、切り替えをおすすめする。なぜならば、2021年1月より火災保険が大幅値上げとなるからだ。付き合いのある代理店へ相談してほしい。
見積書
以前も説明したが、見積書の書き方も重要で、不明な項目は入れてはいけない。
例えば、〇〇工事一式など、一式表示は保険会社が厳しくチェックする場合が多い。


*写真には個人情報が含まれるため、加工しております。
工事名と修理箇所・備考に細かく記入する事で、保険会社の査定部の方もわかりやすく、早めの決済が下りる。項目が不明な所があると、保険会社が施工業者へ直接連絡を取り、修理内容を事細かに確認する。場合によっては項目を削減される場合もある為、
見積書の項目は細かく書く事!
受け取った保険金額
保険金入金額は、105,820円
内訳:見積書の81,400円Χ事故諸費用30%=105,820円
この様に、被害に対して、項目を削減される事の無いように、見積書の書き方は重要です。
まとめ
被害は少額かもしれませんが、細かな修繕費がいろいろと出てくるとマンション経営に打撃を受けると考えます。今回は、エレベーターボタン破損でしたが、共有部分でいえば、車庫やシャッター、外灯、オートロック、駐輪場、エントランス、入口扉など破損が発生した場合は火災保険が利用できます。
修繕費用を保険に転化し、安定経営をおすすめします。
