事故内容

自動車を運転中に、操作ミスを起こし、自損事故を起こした方の事故です。
買い物に行く途中、見通しの良い道路でしたが、ハンドル操作を誤り、道路脇にある標識と接触し、フロント部が大破。自力走行は不可能な状態であった為にレッカー搬送、運転手は、全治2週間程度の打撲を負いました。


車両の修理代金
自走不能だった為にレッカー移動を依頼、修理業者さまがレッカー移動をしてくれました。*特約でレッカー搬送費用は付帯しているので、通常は特約から支払われます。写真をみ見て分かる通り、フロント部が大破、破損した部品を新品へ取替し掛かった費用は
修理代金 635,000円(レッカー搬送費含む)
修理期間は約1ヵ月を要しました。その間はレンタカー費用(特約)でまかなった為に追加費用は発生していません。
ケガによる受取保険金

200,000円(傷害一時金倍額払い)5回、通院をした時点で支払われる保険金です。

98,000円(人身傷害)通院回数は11回、自賠責基準で算定されていますが、治療費・精神的損害・交通費が含まれています。
合計298,000円
ケガによる受取保険金として、自損事故を起こして本人に入金された保険金となります。
保険使用による翌年からの保険料値上がり


自動車保険では、保険を使用すると、3年間保険料が値上がします。専門用語では事故有り係数3年と言いいますが、上の表を見れば、3年間でも109,320円の値上がりです。
支払われる保険金と比べると、保険を使用した方が、お客さまには得になります。もちろん、車両保険は、一般車両でないと支払われないので注意してください。
受取保険金と値上がり保険料との比較
自動車修理代635,000円+人身傷害298,000円-値上がり保険料109,320円=823,680円
交通事故案件なので、損得で考えると不謹慎と分かっていますが、自動車保険の大切さが解って頂けたら幸いです。もし、車両保険に未加入だったら、人身傷害の保険金しか受け取れず、修理代にもならなかったので、被害者である、お客さまへは、保険の大切さが伝わったと思います。
まとめ
これから自動車に乗る方や、まだ、交通事故の経験が無い方へ
自動車任意保険には絶対に加入する事と、出来たら車両保険も備えておくことをお勧めします。保険を使うと保険料が上がると言いますが、重大事故(死亡案件)小さい事故(かすり傷程度)でも翌年からの保険料値上げ幅は同じです。
後で、後悔したお客さまを多く見てきました。最悪、ご自身だけの問題で終わらず、家族や、会社へ迷惑を掛ける可能性があるので、自動車保険には加入しましょう。
備えあれば患いなし。何かの参考にしてください。